「笑いの金メダル」最終回〜6/24

すっかり観なくなっていたから打ち切りもしょうがないなと思っていたんですが、「最近BODYが出てるよ!!」と聞いたので観てみる。
結論。「卒業パーティー」という設定のネタ大会になっていて、ものすごく面白かった。
出演者にさあ、「次につなげよう」っていう意志がなんとなく見えたし。
ペナルティが新しいネタ持ってきてたり、テツandトモもテレビで初めて観るネタだったし。


あと、東京ダイナマイトはすごいね。ハートが強いっていうかさあ……。タカトシの「欧米か!」は、確かに鉄板だし、オーソドックスであるがゆえに後世への影響もすごいんだろうけど、
東京ダイナマイト東京ダイナマイトで、一生食えるパターンをもう持ってるよね(あのフィットネスの機械のことじゃなくて)。


BODYはHGにちょっと食われてたが、まあしょうがない。これからもしれっとした顔でああいうことをやればいい。


小島よしおをきちんと初めて観る。てっきりエンタ芸人かと思ったら、検索したけどそうじゃないんだね。
「オッパッピー」ってどっかで聞いたことがあると思ったら、さくらんぼブービートークライブに行ったとき、「芸人合コン選手権」という企画があって、そのときの一気のかけ声で「オッパッピー!」、「オッパッピー!」って叫んでいる芸人がいたがそうかあれが小島よしおか。
たぶんパンツ一丁で叫んだりする芸人って、他にものすごくたくさんいるんだろうね……。この系統と紙芝居みたいなのを見せる芸人は、まだ底が深そうだ。


あと、初めて観た「ハンバーグ師匠」が自分の中ではツボに入りました。井戸田って、ラジオでフリートークとかしてるとぜんぜん面白くないんだけど、何というかいろんな芸人がいるな、と思って。


とは言いつつ、この番組は(インスタントジョンソンにつっこまれてたけど)頻繁に番組構成が変わりすぎて、最後までなじめなかったことも事実。
ヒロシとマイケルがあれだけプッシュされて、引退したらしいマイケルはともかく最終回でヒロシの影も形もないというのは、さすがにちょっとさあ、哀しいですよ。まあ「番組発信」を強調しないだけいやらしくないという好意的解釈もできますけどね。


でね、とにかく2000年頃からのお笑いブームって、ここ20年くらいまで定期的にやってきてたブームとぜんぜん違うということを再認識した。だってこの番組が三年間やってて、2000年からブームが来ているとしてももう7年ですよ。
だけども、「今のお笑いってぜんぜん面白くないね、だれがだれだかわからない」って思っている人もものすごくたくさんいると思う。
昔、タモリやさんまやたけしや欽ちゃんや、爆笑問題あたりまで「知らない人がいる」ってことが考えにくかった。ブームや、特定の芸人のブレイクはだれでもが知っているものだったけど、今期のお笑いブームは「知っている人」と「知らない人」が、大きく分かれていると思う。


まあ、音楽でミリオン行っている歌手を周囲に聞いている人間がだれもいない、という現象が遅れてお笑いにもやってきたということにすぎないとも言えるんだが、そういう分断のされ方が「ゼロ年代」ってやつなのか?(知らん)
でも80年代後半だったか90年代に言われた「分衆の時代」が実現してるってことなんだろうね。
そういう状況でどうしたらいいかは、各自考えてください。