かめだ7

http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/2006/08/814_32ff.html


吉田豪と、その話題に出てくる杉作J太郎のかめだ評。
「礼儀知らず」などの観点からの批判は小学生レベル、とバッサリ(これにはまったく同意)。
鬼塚ファンだという杉作さんの、「複雑な立場にいる人への共感性」はすごいし、また独特の論理展開&レトリックによるかめだ擁護にもすごいものがある。

かめだ8

「かめだ7」を受けての話だが、しかし全般的な「かめだ批判」としては、「まともにやれ」か「もっと過激にやれ」の二者択一しかないのも事実だろう。
ということはどういうことかというと、やはり目を覆わんばかりのブレーンの、ストーリーづくりのダメさというに尽きる。
鬼塚の例で、あれが成功だと思っていて実際に経済的な成功しかないと思い込んで今回のかめだシナリオがあるとすれば、それはやはり粗悪品を売りつけていると思われても仕方あるまい。


現に、ガッツ石松とかめだ父を対談させたり、アントニオ猪木が一枚かもうとしているとかしていないとかいう動きが出てきているが、かめだブレーン発信の動きよりも、むしろおちょくるようなことを仕掛けている外部の人間の方が、広義のプロレス的な展開をわかっているのである。
今後、かめだ陣営はそういう外野の「いじり」をどこまで受け、どこまで受けないかで彼らのキャラの寿命は決まってくると思う。
が、たぶんその取捨選択もダメダメなんだろうな、きっと。
という意味でも、自分はいまだにかめだ批判派です。