「すげー。だれが書いてるんだろう」と思っていたサイトが終了宣言。
確かに、コンテンツ志向のサイトが足りないのではないかという気分は私にもあるけど、別にそれは毎日更新されなくてもいいと思うんだよ。
私の考える「コンテンツ」っていうのは、とうてい「雑誌で通らないような、あるいは一過性で雑誌に1回載るか載らないような」コンテンツで、そういうものをやりたいという人は、雑誌にも書かせてもらえないしヨソでは職業を持った立派な紳士だったりする場合が多い。
そういう人たちにこそ、インターネットは利用されるべきだと思ってるんで、まあその閉鎖するサイトの管理人さんがプロライターかどうかはわからなかったけど、週刊誌に記事を書けるくらいの文筆家であったとしたなら、そっちに書けばいい話じゃん、とか思う。


そう考えると、インターネットに足りないのは「一生をかけてこのルサンチマンに賭けてもいいか」っていう、怨念の分量なんじゃないかという気がする。
断言してもいいが、インターネットで本当に残るコンテンツは「怨念」にまつわるものか、あるいは自分自身とは不可分の「性癖」みたいな、そういう部分にまつわるものであると思う。
私ももういいトシなので、一時的に吹き上がった衝動で書き散らされるテキストとかは、もうあんまりいらないんです。