過去

テキストサイトの管理人が、自分のサイトの過去について感慨に耽ったりするのは見ている人たちにとってはドウデモのきわみだと思いますが、当日記の過去のテキストが、なんか論説文みたいな感じのが多くて自分で驚きましたよ。
言いたいことが溜まってたみていですね、自分。


最近は、一時期ネット上に自分がよく書いていた、オタク論の私見みたいなことから興味が薄れつつある。
もともと、オタク論に関心があったのは、オタクという観点が、さまざまな表現行為に関して横断的かつ独自の視点を持てるからだと思っていたからなんだけど、私自身の勉強不足もあり、他の視点からも見ないとダメだなと思って最近は言及するのをやめてます。


それと、オタクとは何かというのはあまりにも水掛け論になってしまうようなところがあるんで、勉強し直しですね、私の。
論理的(まあ、理系のヒトから見ると穴だらけかもしれないけど)に突き詰めていくと論点からズレていく場合もあり、逆にあまりにも言葉が恣意的にすぎると広がりがないというか、その言葉を了解してないヒトには何のことだかわからないということがあると思うんで。


ただ、言説の強さとしては、「60〜80年代のアメリカ的なもの」と狭義の「SF」と、あと映画。それらがオタク文化にどう影響していったかを見ていく視点が一般的に欠けていると思う。
それに関連するのはミステリの、いわゆる「オタク」とのつかず離れずの関係とか。


その理由はいろいろあるんだろうけど、まあ別にね、だれも読みたくないでしょこんな話。