M-1グランプリその1

後で見返すと印象が変わってしまうので、見終わったその時点の感想を書きます。
まあ正確には最終決戦まで見た後なわけですが。


笑い飯
「靴を隠される」
得意のダブルボケで、場にも慣れてて盤石な印象でした。


アジアン
「早口言葉」
馬場園さんの調子の悪さを感じてしまった。息が上がってたみたいな感じ。
自己紹介もこの場では切ってしまってよかったのでは?
最終決戦の麒麟の入り方、あっちの方が正解な気はしました。
ネタ的には、「英会話」の方が好きだったのでそっちを見たかった。
「ベタすぎる」っていう感想があったけど、アジアンはもともとベタがウリなんだろうし、それを言っちゃかわいそうな気はしましたね。


南海キャンディーズ
「歌のお姉さん」
昨年に比べると非常にテンポが悪いように感じました。また、どうしても昨年と比べてしまうと点は低くなるとは思った。「パジャマ」の歌からシャワーを浴びるくだりはじゅうぶん面白いんだけど、昨年のしずちゃんの「牛のマネ」や「これはクリリンのぶん!」とどうしても比べてしまうからなあ。


チュートリアル
バーベキュー」
初見だけどこれはすごい好きだった。審査員の渡辺リーダーは「ネタとしては古い」って言っていたけどそうかなあ? バーベキューの具材の並びの基準がまったくわからない、というのはむしろシュールネタに指ひっかけてると思うんだけど。


ブラックマヨネーズ
「ボウリング」
実はブラマヨ、評判ばかり聞いていて、実際見てもピンと来なかったんだけど、これは面白かった。
「ボウリングをやる」というところからどんどん話を広げていく、という一種のホラ話で、しかも漫才コントじゃなくてかけ合いですよね。これが高評価だったのは素直にうなずけます。
ダークホース的な価値もじゅうぶんにありますし。


品川庄司
「刑事ドラマで死ぬシーンがやりたい」
個人的には最後まで乗れませんでしたねえ……。だんだんエスカレートしてキレキャラになっていく漫才は過去にテレビで1回見ていて、ものすごく面白かったので期待しいていたんですが、「南キャン」同様テンポの悪さを感じました。



タイムマシーン3号
「デブニーランド」
印象から言うとガチガチだったように思います。オンバトなどで出ていたテンポがぜんぜん出ていなかった。
あの「自分から後ずさっていって、止まっている方が遠ざかっているように見える」のとか動きを入れていましたがどうも唐突な感じはしました。
好きなコンビだけに残念。


麒麟
「野球」
「ツッコミの説明どおりボケが動く」という個人的に大好きなパターンから入りました。
とにかく余裕が見られるところがすごい。


敗者復活
千鳥
「幕末ごっこ」
やった! 千鳥が来た!! と思ってしまった。まあ彼らが出ることを期待してたので……。
「幕末ごっこ」は初めて見ましたが、まあこういう見方はよくないんだろうけど私はすごく堪能しました。
「美風」→「太松」→「星流」→「細松」って流れ、個人的にはものすごく面白いと思うんだけどなあ。
ネーミングの感じから言って元ネタは「るろうに剣心」でしょうかね。


千鳥はコントとコントの合間のかけ合いが妙で、それがすごく好きです。
しかし、まあ決勝に残れなかったのは仕方ないとも思います。
「そんな漫才があったっていい」って思っちゃダメかなあ。