よく考えたら

ここの続き。
よく考えたら、時代の切り替わりとしての30年前ってそうとう昔だな。だって、私より7、8歳上の人でも見てきたものが相当違うからね。それが30年違ってたらどれだけ違うんだよ、っていう。
でも、どんな本読んでもそこら辺が基点になってるから仕方ないよな。


どこかのブログに「宝島30は『噂の真相』に『サブカル保守』と呼ばれた」と書いてあって、
確かに「噂の真相」のスタンスから言えば、90年代初頭の「宝島30」は「サブカル保守」という妙な立ち位置に見えたかもしれないとは思う。
しかし、実情は(同じことを何度も書くようだが)70年代半ばに広義のサブカルチャーが、それまでのヒダリ的な考えを反省すべきなんだ、というのと、いちおう反省はするけど突っ走れ、みたいなニュアンスのところとに分かれている。
突っ走らずにとどまって再考してみよう、という考えの延長が「宝島30」を支える考えのひとつだったから、「噂の真相」からするとヌルく見えたかもしれないけどけっこうヤバい記事とか乗せていて、政治団体から攻撃されたりした記憶がある。「何をもって過激とするか」の考えが違っているというかね。


後はオレ的宿題としては「文化系女子」っていうくくりが(今さら)気になり始めてはいるんだけど、
トシをとると他人のつくったカテゴリにきわめて懐疑的になるので(「サークルクラッシャー」とかもそう)、たぶん掘り下げて調べたりはしないと思う。