ラジオの可能性

まあ世の中にはラジオマニアっていう人がいて、そういう人はライブに行きまくっている人同様、裏の世界というか別の世界を知っている。
しかし、生活と密着しているだけに、いったん離れてしまうとなかなか聞かないのもラジオ。
学生時代の深夜放送を受験勉強とともに聞き、大学に入ったらコンパコンパですっかり聞かなくなる、ということもありがちな話だろう。
で、最近TBSラジオで積極的にポッドキャストでラジオをやってて、それは時間関係なしに聞けるから聞いてみるのだが、意外な発見がある(他人には意外でも何でもないかもしれないけど)。


http://www.tbs.co.jp/radio/junk/


たとえば、エレキコミックラーメンズ片桐のラジオのポッドキャスティング

http://www.tbs.co.jp/radio/format/elekata.html


短い中にきっちりコントを入れてるんですよ。
それも、面白いですちゃんと。


どうも本編のラジオも、ラジオでのコントをやっているというのがウリらしい。
エレキコミック、しばらく前からあまりネタ番組には出てこないし、バラエティのガヤみたいな感じでも出ていないなと思ったんだけど、密かに(ファンには密かにじゃないかもしれないけど)コントを練っていたとは。
お笑いブームはいつまでも続かないと思うし、「テレビで名を売ってからライブ中心にする」みたいなことは、先輩のラーメンズがすでにやっているから参考にしてるだろうし、これは応援したいですね。


あと、勝手に「インテリっぽい」と思っていたラーメンズ片桐が、ガンダムについて異様に熱く語っていたのが面白かったです。


それと、すでに大御所の領域に入りつつある伊集院が、ポッドキャストを1回に1時間近く入れてるんですよ。
他の人たちはあくまでもサービス的に15分とかの中で。
まあ若手を交えての雑談みたいな感じではあるけど、ポッドキャストだけで1時間番組として成立させているのがすごいですよ。
コレって、単なる番組の宣伝のためだけに録音していたとすれば、自分の単行本に必ず同人誌付けてるようなもんですからね。彼のラジオに対する意気込みを感じさせます。


これだけのレベルのものが聞けるなら、300円とか500円とか、金取っても聞きますよ。ラジオはその場にいないと聞けないんで、そういう商売はしてくれないんですかね?
まあ、何となくそういうのが今までにないってことはビジネスとしてダメなのかな。