世代論

http://d.hatena.ne.jp/nizukakotaro/20060823


「オタクが死んで非モテが残った。」というエントリをフォローするとすれば、簡単に言って、
「モテなくて誇りすらもない、だから絶望」ってコトでしょ。
だから、それはいくら何でも悲観しすぎなのでは……と思ったんですよ。


それと、オタクを三つの世代に分けることに関しての批判ですが、
勝手にカテゴライズされて面白くない、っていう気持ちはわかるけど、
そもそも、「オタクの第一世代はその前の世代とどう違うのか?」、「オタク0世代って何か?」
っていうのを考えて、批判の根拠にした方がよい。
「第一世代」というくくり自体が幻想かもしれないワケだから。
(私はそうは思ってませんが。)


それと、「モテないからオタク趣味に走る人間がいるかいないか」ですが、
私の周囲には死ぬほどたくさんいましたよ(笑)。
だけど、それは若い衆に限ったことではなくて昔からの話、ということが言いたかった。


これは本当に何度も書いていることなんですが、
仕方がない部分があって、オタク史というのは基本文献的なものが片っ端から絶版になってます。
私自身も最近になって知ったような話があります。
だから近い過去でも探りようがない、というのがある。
探りようがないから、自分自身の過去の経験から語るしかない。
経験から語ると、上の世代や下の世代と齟齬が出る。
それの繰り返しなんです。


でも、本当に第三世代以下の人は、「オタク」ではない別のカテゴリを自分たちでなんか考えた方がいいと思う。
それは「萌え」でも何でもいいけど。
だって、上の世代が考えたくくりで議論してるわけでしょ(「オタク」という概念そのものが先行世代が考えたわけだから)。