氷のように冷たい、世間のバカの壁が

(「男の勲章」の節で)
1番
授業にマジメに出たり
ちょっと新書を読んだりするのが
知的な生活だとは二度と 思わない


泣きたくなるよな辛い 時もあるけど
いつもおれたち 単語帳覚えた


時の重さに流されそうになったときでも(二浪などで)
歯をくいしばり 耐えてきた


ガキの頃 怪獣映画でみた 地球を救ってた
偉い博士をみて 誓った思いはとおに忘れた


つっぱることが男の たったひとつの勲章だって
30過ぎたら 逆に思ったよ


(2番)
氷のように冷たい
世間のバカの壁
いつもさえぎる おれたちの前を


胸に抱いたこの夢は ハンパじゃないから
かじかむこの手 握りしめ


ガキの頃 進学教室の自動販売機で
飲んでた カップのコーヒー
近頃 なぜか 思い出してるんだ


むやみにレポート出すけど
世間の常識まったく知らない
そんな教授を憎んで生きてゆく

男の勲章

男の勲章


「バカ」というのがいちばん困るが、もっと困るのは「自分が無知な部分を自分で自覚していない」人たちなのである。
それ以外の部分では有能だったりするので、全方向的に有能だと思っていると「ええっ!?」という目に合わされる。
自分は、本を読んだりすることは一種の精神的な修業だとすら思っている部分があるけど、
大半の人はそう思っていないようだ。


それと、何度か書いているけど「自分よりも信じられないくらい精神的に弱い人がいる」ということを前提にしないと、
いくら知識を溜め込んでも、「自分よりも精神的に弱い人」に言葉は届かない。
まあ、意識的にそうやってるなら止めないけど、中には、
精神的に弱い人をつかまえて「なんでこいつら、強くないんだァ!?」みたいなことを言う人もいる。


単純バカの人も疲れるが、こういう「自覚がないのにある部分が欠落していて、なおかつ頭がよく有能な人」もつきあっていて疲れるものだ。