長期低落傾向で死にたい
ある意味、「モーニング娘。」のシングルとして最大の問題曲、のPV。
楽曲単体では非常に評価に困るのだが、このPVは面白い。もしかして、私が見たハロプロ関係のPVの中ではいちばん面白いかも。
何回もリピートして楽しめるものになっている。
おまけの「パニックトレインVer.」は、衣装を揃えて踊ったやつを全部流してくれるのだが、ものすごいあわただしい感じがしていて見ていて楽しい。
今回のPVは、むしろ「楽曲に興味がないけど娘。は好き」という人が買えばいいと思う。
某老舗音楽雑誌では、「もう娘。は旬を過ぎている」的な発現があったそうだが、じゃあJ-POPで浜崎あゆみにとって変われる人が出てきているかというといまだに出てきてない。なんか私は、ものすごい音楽的造詣の深い人の「こういうのもいいじゃない?」的余裕がきらいで、某老舗音楽雑誌なんてまさにそういうスタンスでしょう。
90年代初頭のテクノ出現時にまずそうだったし。
それはひとつの立場ではあるが、自分の頭の上の蝿も追えないでテケトーなこと言うなよとか思う。
ショーミな話、女の子にウケないと巨大セールスは見込めないのが今のエンターテインメント業界全般だと思うが、もう娘。に女の子がついていくことはないだろう。
それは、今の娘。のメンバーがみんなかわいすぎるからだよ。
なんかの雑誌だったか、それともそれ自体ネタだったか忘れたが、「だれのファンだと女の子から嫌われるか」っていうガイドラインみたいなものが提示されていて、モーニング娘。はすでにランキングされてたからね。
でも、「だれのファンだと女の子から嫌われるか」とか「どんなシュミだと女の子から嫌われるか」とか、なんか私、そういうのいちいち気にして、いや内面では気にした方がいいと思うんだよ、でもそれをわざわざランク付けしてさあ、「ほう、これが何位か」とか言ってるのなんて、「そういうシュミにまったく興味がないやつ」か、「モテなくて、なおかつ勘違いしているやつ」だけだと思うよ。
上記の話題、どこに乗ってたか忘れちゃったけど確か「SPA」だったかなあ。で、SPAって内情は知らないけど、「ゴーマニズム宣言」騒動とそれによる当時の編集長の降板後、とはまた別の路線を走っていて、「ダメンズウォーカー」が出てくるあたりから明確に方針が変わった。
要するに「土下座してでも女の子にヤらしてください、と頼む」というスタンスだよね。土下座外交ならぬ土下座ナンパ。
それも平山あやに押尾がやったという土下座ナンパよりは数倍も志が低い。
だいたいだねえ、異性のシュミをもう一方の異性が理解できない、なんて昔からあるんだよ。
私の両親も、デートで映画に行って「おとうさんは西部劇が見たいと行っていたけど、私は恋愛ものが見たかった」とかって言ってたもん。
そこに妥協があり、相互理解があるわけでしょ?
雑談の段階でいちいち微細な差異を「これはいい、これはだめ」って事前調査してさあ。何なんだよ。ふざけんな。
みんな死んじゃえ。
……あ、いちおうフォローしておきますが、「SPA!」にもいい記事はたくさん出ています! それに、ひとつの雑誌の思想性に拘泥するという私もまだまだ修業が足りないのだ。