「博徒外人部隊」 監督:深作欣二(1971、東映)

横浜の元浜村組代貸・郡司益夫(鶴田浩二)が、10年ぶりに出所したとき、ハマはすっかり変っていた。
10年前、東京からやってきた大東会の陰謀にハマった浜村組と港北会は対立し、そんな中、ケジメをつけようとした郡司は港北会の組長を刺殺。二つの組は壊滅状態になり、美味しい思いをしたのは大東会だけだったのだ。


出所した郡司は、大東会からゆすったカネ500万をもとでに、昔の子分を集めて沖縄へのりこむ。終戦直後のような混沌があるのは沖縄だけだと思ったからだった。


10年間、冷や飯を食っていた郡司の子分たちは集結し、郡司とともに沖縄のやくざのシマへの侵攻を開始する。


作監督作品としては、私の見たものでは「ギャング同盟」(1963)にプロットが酷似している。しかし、小池朝雄安藤昇室田日出男渡瀬恒彦由利徹曽根晴美など東映的、わたし的にはオールスターキャストでシビれることこの上ない。本当にすばらしい。


けっきょく、私に必要なのは仁義にもとづいた復讐物語ただひとつだけで、後はいらないことがわかった。「仁義に基づいた復讐物語」とは何かについては、面倒くさいので説明しないです。


ロボキッス
亜依国精神http://dijpistol.pussycat.jp/で絶賛かあ。
気になる。