私的総括

あっちのサイトには、自分に興味のあることに対するここ1年の私見を書いたが、こっちではプライベートについて書いてみましょうか。


最悪とは言わないけど、かなり辛かったよ。
トシをとるということは、こんなにも辛いのかと思った。
でも、トシをとってみて思うが、5歳下だとこの気持ちはまったくわからないだろうなと思う。


考えてみれば、人間というのは常に「死」に向かって歩んでいくわけで逆はない。
やっぱり、ギリギリのことを考えている人間の方が強いと思った。


まあ、こういうことを書いてもわからない人はわからないだろうけど……。


今年はテレビでネタブームだったからときどき「ギャグ」について考えたけど、「ギャグ」っていうのは、どんなものでも必ず「常識」をシャッフルしてしまうんだね。
私は、「ギャグ」について考えるときに、笑った後ものすごくイヤな気持ちになる種類の笑いとかがあって、世間一般で言う「笑いは人を健康にする」というのは絶対にウソだと思った。


前にも書いたけど、芸人で自殺しちゃった人もいて、「笑い」っていうのは常識をひっくり返すから、なかなかむずかしいと思うんだよね。日常での扱いが。
トランプのジョーカーみたいなね。


異常な状況のときには、笑いっていうのは人をリラックスさせたり、正気に戻したりするものだと思うけど、逆に計算を狂わせたり、論理的に考えても答えの出ない状況をもつくり出すわけで。
たとえば「風刺」っていうのがあるけど、「風刺」が、風刺そのものを目的とするのか、「笑い」を目的とするかで意味はぜんぜん違ってくると思う。
笑いが目的なのか、それ以外に目的はあるのかというような。


マイケル・ムーアのスタンスなんかも、そこら辺のことから理解できるんじゃないかなあ。


なんか話がそれちゃったけど、要するに精神をどのようにコントロールするかというのが問題なのであってね。
でも、精神をコントロールしようとする人はたいてい冗談も通じないマジメな人が多いんで、そこに「笑い」の要素を代入するといろいろと深みが増す。
でも、じゃあすべてのギャグが人を幸せにするかというと、どうもそうは思えなかったりするんだよねえ。


……というようなクソ文を書いて、今年の更新を終わりにします。


あ、あと紅白では島谷ひとみもエロかったね。