ネットゲームの中毒性?

なんかテレビでやってるらしいですね。日本テレビだからたぶんウチじゃ見られないけど。
人間の体内に実際的に作用する薬物であるとか、食欲や性欲、あるいは「カネ」が直接からんでくるギャンブルであるとかいった、人間のハード面というか下部構造に直接関わってくるもの以外、果たして中毒性についてきちんとした批判が加えられるかどうかは疑問です。


ゲーム脳」は、あたかも酒や薬物のように「直接脳に作用する」というイメージを批判者に与えた点で、ズルいと言えるでしょうし。


ネットゲームやソーシャルネットワークに見られる「コミュニティの維持」は、際限なくエネルギーを注ぐことを要求されるため、確かに依存度は高いでしょうが、じゃあ実際の人間関係にどれほどのリアリティがあるかというと、はっきり言って仕事と恋愛と血縁関係以外は、ないんじゃないかなあ。
ただ、現実生活には最終生命ラインとコミュニティとがいったいどの程度関係してくるかが最後まで不明瞭だという部分はありますが。本気でネットゲームに中毒している人がいるとすれば、それはリアルな人間関係のすばらしさに気づくことよりも、リアルな人間関係の空しさに気づいた方がいいと思います。
それと同時に、自分を生物学的に生かしている存在とか関係性がどのレベルのものかに気づくことです(偉そう)。


まあ、実際はそれすらもが曖昧になってるからこその諸問題なんでしょうけどね。隣近所が挨拶もしてこないからね最近。