元気が出るテレビDVD〜特典映像

初回特典の「たけし猫まねき」付きのやつ、まだ売ってるかな〜と探して何とかゲットできました。
まあ、私はおもちゃを集める趣味もないし、荷物になるだけなんだけど「どうせなら欲しい」と思わせてしまいますね。


特典映像では、2枚のDVDでテリー伊藤高田純次、ゆき姉、当時のディレクター、ADだった高橋がなりなどのトークが12分くらい、それぞれに入っています。
何がすごいって、テリー伊藤の演出に関するコメントでうなずけることがひとつもない(私の感覚だけどね)ってことだね。
もうちょっとなんか含蓄のあることを言ってくれると思ったら、そういうの何にもないんだよ。
後は「上のものは現場となれ合う必要はない」とか、そういう当たり前といえば当たり前みたいなことだったり(もちろん異論のある人もいると思うけど、ワンマンなリーダーのかたちとしては典型的ではある)。
これ、現場の人はそうとうキツかっただろうと思われる。


ひとつ面白かったのは「ロケで傘を差すのが大っ嫌い」ということ。「どうせ雨はテレビに映らないから。テレビの中の世界は雨とか、においとか、そういうものはないんだ」っていうのが「現場の雰囲気を伝えたい」というような演出と正反対で興味深かった。
だけど、2枚組合わせてトークが25分くらいしかないんですよ。
これじゃホントに、テリー伊藤が周囲の人間が想像もつかないくらい常に変なことを言い続けた人にしか見えないよ。
いや、実際そうだったのかもしれないけど、今の言葉で、テリー伊藤が自分のポリシーに言葉を与えることは充分可能なのだから、なんだかとてももったいない気がしたね。


あと、テリー伊藤は「仕事以外でセンスを見せないと認めてくれない」という人らしいんだけど、これもクリエイターの世界だけではなくて仕事でもけっこうありますよね。
自分が、そういうのがどうしてもできなくって、現状まで追い込まれたことを思い出しましたよ(笑)。


やっぱり、「笑い」っていうのは宇宙から来たウィルスだね。それを制御して生きている人は本当にご苦労さまと思う。
この辺、いろいろ考えさせられるね。
ボクはもういいです。


あ、あといつのVTRかとかまったく表記がないし、1985年からいつまで続いたのかという記述もなかった。これは何とかしてほしかった。