オンエアバトル爆笑編 セミファイナル〜3/20

今頃、録画を視聴。
すでにチャンピオン大会の結果は出ていますが、いちおう感想を書いてみる。


磁石
漫才。外人のところへホームステイに行って、傍若無人な態度をとる。
おそらく、彼らのキラーネタなんじゃないかなあ。とても面白いし、新鮮さも感じる。
今回の録画を最初に見たときはトップバッターで緊張しているのかとも思ったけど、2回目見たときはとくにそこら辺は何も感じなかった。
テレビ視聴もむずかしい。


キャン×キャン
漫才。おかしな警官が職務質問
本人たちは緊張しきっていたらしいが、テレビで見るぶんには感じず。
安定してますね。


カンカラ
コント。5人で「桃太郎」のパロディ。
形式としては古いタイプなんだけど、「河童寿司」のCMに出ている人が面白いのと、要所要所に面白いところがある。「鬼がきびだんごでお手玉をやると、他のメンバーが次々と皿回しなどのジャグリングをやろうとする」とかね。好きな無意味たたみかけです。
どうなのかなあ……若い女の子にはウケないと思うけど、地味に生き残っていくのではないかと。


ハレルヤ
コント。「主任」がデートをすることになり、受験生の息子に相談。
「主任」ネタ好きなんだけどねー。終盤、少しグダグダだったかなあ。ペナルティーもそうだけど、キャラ優先のコントは見る目も厳しくなってるから全体の構成がむずかしい。


飛石連休
漫才。相方の顔を絵描き歌に。
最近はお笑いマニアの人も厳しくなってきて、たぶんこの人たちに関しては「かけあいがうまくない」とか「キャラ主導」ってのが好きじゃないっていう人もいるかもしれないけど、私は好きですね。
まあだいたい、顔が面白い人が好きなんですよ。


トータルテンボス
コント。おかしな外国人が日本人の家にホームステイ。偶然「磁石」のネタの逆パターンだった。
トータルテンボスのコントを見るのは2回目だけど、「息子が父親に女装癖を隠そうとする」ネタよりは面白かったかなあ。
でも、この人たちはますおか同様、コントより漫才の方が上。そこを本人たちがどう考えているのかは謎。


18KIN
漫才。「お笑い芸人育成ゲーム」。「物語をつくって読み上げる」という、最近だと麒麟とかスピワとか、あとチャイルドマシーンとかがよくやっているネタの変形、プラス私の好きな「作家と編集者のコントで、作家の描写を編集者がジェスチャーする」パターンを加えたもの、だと解釈できる。
好きなパターンだったので大満足であった。


火災報知器
コント。「同級生のおかしな女が、バイト先の居酒屋にやってくる」。
火災報知器は、キモい女キャラを確立させてから格段にキャッチーになったと思うんだけど、「ハレルヤ」同様、キャラ優先のせいか終盤になってやっぱりグダグダになった。
でも、この人たちはまだまだのびしろがあると思う。


360°モンキーズ
ショートコントの合間にものまねを織り交ぜるという変則パターン。
テレビで見るかぎり、かなり滑っていたような……むかって右側の人がまた、滑った感じが顔に出ちゃってる気がした。
この人たちは正直、壁にぶつかっていると思う。もともとショートコントって飽きられやすいうえに、江戸むらさきアンガールズとは違った新味に乏しい(「合間にものまね」っていうのはいいと思うんだけどね)。


パンクブーブー
漫才。「相方が売れて死んだときを想定して、追悼番組をつくってやる」というネタ。
これも、たぶん会心のネタなんだろうなあというのが伝わってきた。「バラエティ番組のパロディ」としても面白いし、漫才コント内でさらに架空の芸人が出てきて小ネタを披露する、という構成が面白い。
パンクブーブーは、なぜかオンバトでは登場時から得点が異様に高くて、女の子人気かなあと首をかしげていたんだけど、今回は手放しで面白いと言えた。


で、結果は磁石、キャン×キャン飛石連休トータルテンボスパンクブーブー
磁石が高得点だったのは納得。18KINが落ちちゃったのは残念。飛石連休セミファイナルに残れて良かったなあ、というのが感想でした。