ここ1年くらいで最悪

ここ1年くらいで最悪の気分でした。

ここ10年くらい、どうにもならないダーク・ワールドに落ち込んでまして、本当にどうしようもないですね。

精神的ムショ暮らし感というか。

たぶん、10年ダメなら次の10年もダメでしょう。生きてれば。


一人無人島に漂着して、ホッとして、次に衣食住がとりあえず確保できて、またホッとして、その次にやってくるのは孤独地獄ですよね。

それも、「希望があるかもしれない」って思える日もあるんだけどやっぱりダメだ、というような日々の繰り返し。

「希望があるかもしれない」っていう日が、その後それがダメんなっていくというコトで、ボディブローのようにマイナスの意味で効いてくるんですよ。


こういう心理状態を描くのは、ホント手塚治虫がうまかったよなァ。関係ないけど。

石森や永井豪には「孤独感」というモチーフはないですね。

孤独や残酷を描いてもどこかホンワカしてたり、あるいは集団であることの狂騒自体がテーマになってる。


手塚は一人称的な作品も、後続のトキワ荘世代よりは多くて(メンタリティとしては藤子不二雄が比較的近いとは思うけど)、そういう「おれという人間」みたいなのを客観的に見ていくみたいのが、インテリにも指示された理由でしょうね。よくわかんないけど近代的自我の悩みみたいな。


まあ、手塚の話はいいんです。

このトシになって、もうちょっと若い衆にアドバイスできるような人格になれるかと思っていたけどなれないのが忸怩たる思いです。

まあ、でもどこまでも情けないつもりもありませんので。


いちおう書いておかないと、ほんとナメてくるやつとかいるからさー。


で、元気の出ないときは、

http://homepage2.nifty.com/kajipon/

↑ここを見たりしている。

このサイトは「ジョジョ立ち」とか「世界各国の偉人たちの墓の写真がおさめられている」ということで有名なサイト。

そういうコンテンツも面白いんだけど、私は同い年のヒトとして管理人を見ていて。

実は考えは同じじゃないというか、もしかしたら正反対かもしれない。

イラク人質事件についてとかのときもそうだったし、

芸術や政治に関する考えは必ずしも同意はしてないんですよね。


でも、前向きなところがとにかくすごい。

前向きな地点に気持ちを持っていこう、っていうことがすごいと思う。

(そういう意味で、ジョジョが大好きだっていうのはすごくよくわかる。)