DVD〜ダイナマイト関西

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000DJW8O/funukekyowako-22


2003年、大阪府立体育館で約4時間にわたって行われた大喜利トーナメントの模様を収録。
出演はバッファロー吾郎木村祐一ケンドーコバヤシなど。
これ、関西ではテレビで放送されたんですかね?
東京のテレビだけ観ていると、いかにテレビのお笑いシーンでは東京の方がローカルかがわかってしまうような感じ。まあ本当にそうかはわかんないですけどね。東京のアンダーグラウンドだっていろいろあるから……。
でも、とにかく層があまりにも厚いんだよねえ。あらためて感心しながら見てました。


バッファロー吾郎を初めてちゃんと見たという印象なんですが、すごい、ちょっと前の東京っぽいと思った。まあ、ドランクドラゴンの塚地が大阪人だったりといちがいには言えないけど、80年代後半の関東の「とんがった笑い」から臭みを抜いたらこの二人になる気がする。
……ということは、やっぱり現時点での私の持論として、シュールネタやあるあるネタは研鑽されて80年代後半に関西に持っていかれちゃったということなんだけどね。


ぜんぜん関係ないけど、十代ですごくしっかりしたお笑い評の文章を書く少年のサイトを見て一瞬凹んだんだけど、ま、こっちには(テレビだけだけど)彼が見てないものもあるし、それと「テレビ中心」という視点は間違ってないとあらためて思ったわ。いわゆる「現場系」の人は普通にいるからね。
で、テレビ視点からしても、バッファロー吾郎には東京ローカルで何かやってほしいなあ……私が知らない間にやってるかもしれないけど、とくにテレビ東京とかでやってほしいな。「ヘビメタさん」みたいなやつを。
マンガ・アニメ関連でも、彼らを活かして来なかったのはぜったいテレ東、マズいよ。


ひとつだけ難を言えば、勝敗の基準が曖昧なこと。まあそれはしょうがないんだけどね……でも会場の笑いと評価がずれることが何度もあるのは少し緊張感がそがれるかなあ。会場が笑ったら、それだけでポイントあげてもいいと思うんですよ。まあこの形式の場合、それやっちゃうと勝負の面白さを見ながらのジャッジができなくなるからややこしいですけどね。