「清楚なグラビアアイドル」前史

で、コレも余計なことかもしれないけども。
やっぱりグラビアアイドルとそれ以前、とを比較すると、


・水着モデル→タレント、女優というコースの確立
・セクシー系だけではない、清楚、癒し系といった雰囲気


……っていうのが大きいようですね。
ですが、それまでも必ずしも清楚なイメージの子が水着にならなかったわけではなく、
もう完全におっさんの繰り言ですが(笑)、
80年代アイドルもかなり水着でイイ仕事してました。
歴代のミス・マガジンは当初必ず水着になっていた記憶があり、
その後まったく肌の露出がなくなる斉藤由貴も水着写真集を出してますし、
南野陽子もファーストインプレッションはそのビキニ姿にありましたね。


他にも、早見優がかなりイイ仕事していた記憶があります。


で、これらをどういう雑誌が掲載していたかというと、
「GORO」と「スコラ」ですね。
少年マンガ雑誌がここまで水着グラビアを打ち出す以前の大きな供給元というのは、この2誌でした。
とくに「GORO」の影響は強かったと思います。
グラビアの目玉は素人の女の子のヌード「紀信激写」と、後はアイドルの水着。
「素肌のアイドルたち」っていう写真集にもなって、ここではかわいかった頃の松田聖子も水着になってます。
特筆すべきなのは、ヌードと水着が混在していたことで、桂木文(ドラマ「翔んだカップル」のヒロイン)はセミヌードで収録されてたなあ。
要するに、現状は「グラビアアイドル」と「ヌードモデル」という線引きが、この当時に比べてかなり厳密になされているということですね。
コンビニ売りの事情などもあるんでしょうが。


だいたい、ちょっと前まで成年コミックの単行本も一部コンビニで売ってましたからね。