「ごきげんよう」のパンチ佐藤

ごきげんよう」にパンチ佐藤が出ていて、「痛かった話」というので、「中一の娘が、自分が帰って来たときに目を見て挨拶しないので厳しく叱り、その後1年間くらいの間に2回ガマンしたが3回目に同じことをやられたのでどーのこーの」と言ってた。
で、「どーのこーの」の部分を見てないんだけど殴ったのかな?


「痛かった話」で殴らなかったら落ちないよな。
まあ、殴ったか殴らないかネットで検索してもわからなかったので、そこは保留にしますが「目を合わせなかったから叱った」という「叱った」の部分でも、かなり引いたよ。
自分は甘いんでしょうかね。
なんかパンチ佐藤の口調が、もう本当にブチ切れるみたいな感じだったので。


しかも、その後「そんな厳しいことだけじゃなくて、娘とライオンキングを見に行ったけどあれは良かったなあ〜」とかぜんぜん関係ない話をしてパンチ佐藤トーク番組におけるポテンシャルに苦笑しつつ。


自分のことを思い出すと、そう言えば死んだオヤジが一度、帰ってきたときに私がそういう態度をとってブチ切れたときは1回あった。他にも不条理と思えることで殴られもしたけど、戦中派のオヤジでも娘を殴ったりしたことはなかったけどねえ。


なんかすごいパンチ佐藤に引いた。


で、なんでこんなに自分が引くのかなあと思ったけど、ひとつはパンチが自分の教育方針を「当然感心してもらえるだろう」というトーンで話していたことが1点(でも、ゲストも会場の客も引いてたような……)。
それと、こういう父権を誇示するトークと、その人のタレントとしての位置がアンバランスだと、ものすごく奇妙に思えてしまうことが1点、ある。


ずーっと前(20年以上前)、円楽が、自分の子供に自分のことを父上だったかお父様、と呼ばしてるって新聞に書いてあって、それがどうも大まじめでね。シャレとかぜんぜんなかったし。
それ以来、この人落語する前に説教してくるんじゃないかと思って、恐くなって(笑)、実際ナンボのもんか知らないけど笑点の仕切りとかぜんぜん面白くなかったし。
色眼鏡で見るようになってしまった。


それと関係あるのかないのか、なべおさみも自分のことを子供に「お父様」って呼ばしてるとか厳しくしつけてるとか言っててさ。
それで、その後出てきたのが息子のなべやかん(笑)。


シビアな例では「積み木くずし」とかがあるけど、子供って(少なくともハタから見れば)製作途中の作品みたいなもんだから、いくら自信満々に「ウチはこういう教育方針です」っつったって、社会人になってある程度経ってみないとその教育方針が正しいかどうかなんてわからないんだよね。


たとえば、パンチの発言をもっと大物のタレントがしてたら「ふ〜ん」と思うかもしれないけど、言ってもパンチでしょ!?
パンチのくせに。何やってんだ。
(パンチファンのみなさん、すいません)