女性芸人は女を捨てないといけないか

http://d.hatena.ne.jp/toronei/20050914/H

まあ、まず「何をもって『女を捨てる』ということなのか」という問題がありますよねえ。
山田邦子が人気絶頂の80年代中盤頃だったか、男芸人が宴会でケツを出したりすることについて、「そういうことができるか?」と聞かれて、「やろうと思えばできるが、自分はけっこういいお尻をしているので笑いにつながらない」とかって話していたのを思い出しましたよ(笑)。


私が個人的に女性芸人に関して変化を感じるのは、青木さやか友近、それと夫婦でない男女コンビとして南キャンが出てきたことですね。
まあ、東京で見るテレビに限っていうと、それまでは、ネタ的にはブスとか結婚できないっていうネタが非常に多くて、それはそれでいいんだけど「それだけじゃなあ」という感じがずっとしてました。


南キャンも、必ずしもしずちゃんを徹底的におとしめるとかそういう感じじゃないでしょ。
だから「すごい時代が変わったなあ」とは思った。
あと友近の「ソーセージ販売員」とか(笑)(いや、なんか人気ないらしいんでここで支持しときます)。


それとね、なぜか「女性」キャラというと、マンガとかアニメで「にっこり笑って毒を吐く」系列というのがずーっと続いててウンザリしてたんですが、なぜか女性芸人にはそういうのは少ないので面白いなあと思ってますね。
どっちかというと青木さやかまちゃまちゃとかはそれに近いんだろうけど、でもマンガでパターン化されたものとは少し違うんですよ。


んだからここ数年のお笑いブームでいちばん「それまでと違う」と感じるのは、そういう女性芸人が出てきてることなんですけどね。


逆に言うと、中年以上の夫婦漫才は私が見るかぎり、「妻が夫を持ち上げておいて落とす」というワンパターンであまり面白くないです。まあ、おばさんたちがストレス解消に見に行っているんだから自然とそうなるんでしょうけどね。
逆に、敏江・玲児みたいのはもう二度と出てこないでしょうな。


ぜんぜん関係ないけど私「おきゃんぴー」がかなり好きでした。
あと「チャイルズ」も。
もしかしてどっちも石井光三オフィス? しかもあまり売れなかった。
今考えると、おきゃんぴーは「さくらんぼブービー」をもっと壊して女にしたような二人でしたな。