ちょ、ちょっと小休止させてくだせえ〜

今日は「M-1グランプリ」の、東京での予選が行われていて(この後も続くけど)、なおかつ私の身体も開いていたのだけれど疲れて行けませんでした。
たった一人で6時間もの間、面白いかどうかもわからないものすごく大量の漫才を見るのは正直、辛いです……。
友達とかと一緒に行ったら別かもしれないけど。そういうところに一緒に行ってくれる友達募集。


さて、「お笑い登龍門」、「笑いの金メダル」、「爆笑オンエアバトル」と録画が溜まりまくってます。
「ぶちぬきとんぼ」さえ満足に見れていない有様。
ウチのHDDレコーダー、微妙に古いんで愛用していたDVD-Rが生産中止になっちゃったのもデカい。


来年のテレビのお笑い界のお笑い地図に大きな影響を与えるM-1の予選中に、私自身のテンションが下がるという自体が起きているんですが、とりあえず落ち着こう。
まず今年4月からのテレビお笑い状況を、昨年のM-1の影響とからめて見ていきたいですよ。


まず、よくない予想が当たってしまったのは、前回優勝者のアンタッチャブルが、思ったよりもバラエティで活躍しなかったということ。レギュラー本数は多いようですが。
もっとも、歴代M-1優勝者、準決勝者でも必ずしもバラエティでハジケるとは限らない、ということはあるんですが。
(だがそれにしても「あざーっす!」のヌルさは何とかならなかったものかと思う。)


ただし、爆笑オンエアバトルがまた毎週放送になったり、たけしのお笑い居酒屋がまだずっと続いていたり、登龍門の存在や「笑金」のバラエティとしての定着などは、M-1が有形無形の影を落としていると言っていいと思っています。


「笑い」を主流としたバラエティとしては、今期は「内P」の終了くらいしかトピックがなかった気が。
あ、「ゲンセキ」は面白かったけど、まだ着地点がわからないので保留。
はねトび」は個人的にあまり好きじゃない、ということもあります。
あるいは逆に、歌番組など関係ない方面への芸人の進出が目立ち、「芸人任せ」の番組が多かったような気もします。


後は、M-1とカンケイないですがHG人気ですかねえやっぱり。確か少年ジャンプの投稿ネタでもあったけど、ゴールデンで最大の人気者がハードゲイのパロディってのは、すげえ21世紀だなと思います。
ここ半年間は、HGがいちばん目立ったということでいいんでしょうか。


安達・井戸田井戸田・安達でもいいけど)結婚は、「お笑い」というものが「そのタレントの専門領域に軽々しくテキトーなことを言っていい職業である、と思われている」ことをあらためて浮き彫りにしましたね。
仮に安達祐実の相手が、彼女より格下の役者やミュージシャンだった場合、ここまで心ない論評が出回るかというと疑問ですね。


あ、あと「タイガー&ドラゴン」からの「落語ブーム」、あるいは「落語ブームが来るかもしれない雰囲気」みたいのがありましたな。でも私って、落語に関して本当に何も知らないんでこの辺の論評は控えさせていただきます。
ただ、まだまだ「笑い」という領域でも「ストーリー性のあるもの」に芽があることは示したと思いますね。
一方で、日本映画は観客が「笑い」に冷淡ですよね。この辺の意識改革もだれかに行ってほしいもんです。


ま、とにかくネタ番組多すぎてとてもレビューが追いつかないんで、地上波の放送が終わるらしい「お笑い登龍門」だけでも最後まで書きたいとは思っているんですけどね。


で、そんな私も、
・「お笑い解体新書Vol.1」(2005、オークラ出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/477550620X/qid=1127683352/funukekyowako-22


は、買っております。時間なくてまだ読んでないんですが、大いに期待できそうですよ。