「たけしの誰でもピカソ」〜10/21

お笑い居酒屋」。
ゲストは、スピワ、南キャン、神奈月〆さば


南キャンは、最近よく見るネタが「犯人がたてこもったときの、刑事と犯人の母」と「イルカショー」で、この回は「刑事と母」だったかな?
ものすごいハードルを上げて見ているからだけど、この2本を押してるってことは、……M-1が心配。


トーク部分では、「男性を誘惑する方法」として、自分の巨乳をテーブルの上にのっけようとするしずちゃん
たけし、「乳をテーブルに乗せようとしている」ことに気づかず、
「ばかのひなたぼっこだぜ、それじゃ」
と言ってたところに、まだまだたけしはやれるな、と感じる。その形容の速さにね。
逆に言えば、くりぃむしちゅー上田の長ったらしい形容は、それまでにたけしがいたから、ということも言えなくもない。


この番組ではとにかく「〆さば」(たけし軍団の付き人を5年やってたという人たち)が悲惨すぎる。
だいたいが、「軍団」系のタレントってブレイクした人がいないから、何が「あがり」なのかまったくわからない。


「家の壁が薄くて、隣の部屋のやつのリモコンで自分の部屋のテレビのチャンネルが変わる」というネタとかは面白いんだけど、とにかく展開が一本調子の古い漫才で、かといってやはりうわついた「若手臭」が漂うことも事実で……、
〆さば」の存在に対しては、たとえば付き人を長年やっていたとかそういう「信用面」で高めの給料をもらうとか、そういうのでないかぎりまったく苦労と合わないと思う。


もちろん、M-1が絶対正義ではないから、こういう人がいてもいいとは思うけど、数年前から来ているブームの流れに乗せられるような漫才を指導してこなかった、たけしを含めた諸先輩は何をしてたんだ、とね、ちょっと思ってしまいます。
しかも、「人生を切り売りする」という意味での〆さばの苦労エピソードって、笑えるのが少ないことも多いしね……。ちょっと「売れない時代」をネタにするにはトシを取りすぎているしなあ。


あと、今田のおそるべきそつのなさに唸った。


若手コーナー(「笑金」の「ワンミニッツショー」みたいなやつ)は、「パッション屋良」、「瞬間メタル」、「レッドキング。」
たけしが「これが笑える、って自分に安心する」みたいなことを言っていたけど、今日出た人々は「笑い」の範囲からすると「ひょうきん族チルドレン」みたいな感じの人たちではあるよね。