訃報・松本竜助
笑ってる場合ではとうていないのだが、カテゴリは便宜上のものということで勘弁してください。
「早すぎる」というのが、紳助・竜介時代を知っている者の共通した印象だろう。
しかし、私も不勉強なので竜介が紳助とのコンビ解消後、竜助と改名していたことや、河内家菊水丸に弟子入りしてすぐ破門されていたことなどは知らなかった。
「うなずきトリオ」など、全盛期にも「芸がない」ことをウリにしていた感もある竜助は、話芸はあったと思う。
今でも強く印象に残っているのは、もう20年くらい前だが「芸能人弁論大会」といった妙な企画がテレビであって、
竜助は確か学生時代にも弁論大会で優勝経験があるということで出ていたこと。
そこで「生まれ落ちたら人間スタートはすべてゼロからで、一緒。それは家が貧乏だろうが障害を持っていようが同じ」という、こう書くとムチャクチャなことを言っていたのだが、あまりの迫力に客席が圧倒され、そのときは万雷の拍手を浴びた（そのすぐ後に、審査員が「弁論としてはすごいが、言っていることは納得できない」と後フォローを入れていたが）。
ムチャクチャなことを言っても、言っている間は観衆の心を掴む、ということができていたのだから、そのときはスゴイと思った。
ご冥福をお祈りします。
ところで、「うなずきトリオ」はビートきよし、松本竜介、 島田洋八だった。はてなキーワードでは「ツービートの漫才が元」ってことになってるけど、紳・竜の間違いじゃないか？ あるいは紳・竜もツービートも両方ネタにしてたか、だ。
私が覚えているのは、ツービートのネタでたけしがきよしに「おまえと○○（だれだか忘れた）で漫才やったら、コンビの名前は『だんまりコンビ』」というものだった。
このだれかを忘れた……のりお・よしおのよしおじゃなかったっけ？
個人的に「だんまりコンビ」のネタは「うなずきトリオ」がブレイクしたために、「初期のアニメドラえもん」みたいな扱い、そこまで行かなくても「タケコプター」で定着する前の「ヘリトンボ」のような存在だと思うがいかがであろうか。
ちなみに「だんまりコンビ」でググってもツービートのネタは出て来なかった。インターネットはからっぽの洞窟だ！！
