かめだ

試合は録画したんだけどまだ見てません。
翌日の、テレ朝の朝のワイドショーは見た。やくみつるガッツ石松が出てたから。
ガッツはボクシング界の人間として常に一定のスタンスだろうからいいけど、やくの元気の無さが実につまらなかった。
「凡戦で勝利」ってなったときの面白コメントもちゃんと用意しておけよ、やく。


多作が基本の少年・青年マンガ家、少女マンガ家と異なり1コママンガ家、4コママンガ家は(実際どんなに忙しくても)「ヒマな粋人」、「マジメなことにチャチャを入れるトリックスター」的な役割がテレビでは常に求められ続けてきた。
(そっち方面の正統派の人はみんな亡くなっちゃったし、最初はその路線だったらしいはらたいらも「クイズダービー」以降は路線変更していったとか、いろいろ経緯があるみたいだけど。)


で、たけしチルドレンでもないしモンティ・パイソンが好きでもないらしいやくみつるの毒舌の落としどころってどこにあるのか、とずっと謎だったんだけど、どうやら本人はそういう先人の1コママンガ家、4コママンガ家の「洒落」的スタンスを踏襲したいらしい、というのがやっとわかってきた。
……でもスベってるけどね。この人の場合。


この場合も底の浅さが露呈しちゃってて(まあ業界的に「ここら辺でやめとけ」みたいなことを言われたかもしれんとか、いくらでも勘ぐれるけどそこまで考え出したらキリがない)、前回の亀田の試合後にあれほどヒートアップしたのに、今回はヘナヘナ。実に面白くなかった。


それにしても亀田について思うのは、「プロレス的なやり方」の杜撰さだ。
「今どき、これアリか!?」っていうほどの。


亀田支持者というのもいて、杉作J太郎とかもそうだって聞いたけど、それにしたって「プロレス的展開」をわかっている人がどヘタなプロレス的な展開を温かく見守っている、みたいな感じだったもんなあ。


まあ事実を追認していてもつまらんので今後の予想を立てるとすると、
亀田は試合で勝てないかぎり、ものすごくつまらないタレントになって失速するしかないねこりゃ。
最初の一歩を間違うとどんだけタレントとしての活動にも苦労するかの見本、って感じがする。