何とも言えないせつない気持ちになったことはあるかい

画像を入れたら、ワクからはみ出ちゃって気持ちが悪いので「画像をワクからはみ出させない」ために文章を書きます。


「夕焼け」、「夕暮れ」というのが好きな人は多いと思うが、なぜ「夕焼け」で「夕暮れ」なんだろうということにきちんと答えを出せた人はいない。
実は、自分はそんなことを考えていた時期がある。10年間くらい考えていたが、答えは出なかった。
人が夕焼けを見てせつない気持ちになるのは、まだ人間に進化する前、動物にとって最も危険な「夜」が来ることへの恐怖の記憶が残っているのだ、という説も聞いたことがあるが、そんな説は馬にでも食わせろコンチクショー!!


「せつない」って言っても「悲しい」のとも違うじゃん。
「夕焼け」に関しての感覚は、まあ人それぞれ違うんだろうけど、自分の場合、
「明日」とか「未来」っていうのもが、ぜったいその先にあると思ってたから。
カッコつけて言えば「死と再生、その繰り返しの永遠」というものを感じていたんだろうね。


だから、そういうものを感じられなくなってから、自分は夕焼けについて何も感じなくなってしまった。
それは鼻を切り落とされた人間が、草花や料理のいいにおいを感じられなくなるのと同じだった。


なお、「夕焼け」に関して自分の知るかぎり、もっとも鋭いことを言っていたのは映画監督の今関あきよしである。
「夕焼け」の頃、昼間熱せられたアスファルトが、温度の変化で独特のにおいを出すというのだ。
それも含めて「夕焼け」なのだと、どこかに書いていた。
確かに「夕焼けのにおい」というのがあるのだ。


それを最初に文章にしたのは、彼だったのではないか。


そんな今関あきよしも、ロリコンのなんたらかんたらで捕まってしまった。


そして孤独。