若井おさむの壮絶すぎる過去

若井おさむの壮絶すぎる過去てれびのスキマ
素朴に「ええ〜っ」って思う話。語りは千原ジュニアだそうだけど、ジュニアの「客を引かせておいて笑わせる」、「引かせておいて泣かせる」という話術が最大限に発揮されたエピソードだっただろうなァ。


自分はこういう話が好きだ。「好きだ」って虐待されてた、って部分じゃないよ、若井おさむ松本人志のテレビが観たいがためにわざわざ帰国した、というところだよ。


広義の芸術というのは、昔はどうだったか知らないが現在では送り手もさまざまなプライオリティでやっている。中にはひたすらに人をイヤ〜な気持ちにさせたり不愉快にさせることを目的としている人もいる。
まあ私はそういうのもぜんぜんアリだとは思ってますが、私個人は、最終的には日々を生きる勇気が出るようなものにも残ってほしい。
「人をただイヤな気持ちにさせるタイプの、広義の芸術活動」はアリだが、覚悟の無いものが「世の中そういうものだ」と浅い部分で悟ってしまうとエライことになると思う。そういうのをなんつーの。野狐禅っていうのかな。
若い衆はそこら辺には気を付けた方がいい。世の中と反対のことをやって挑発し続ける人はもっとしたたかだからね。


しかし、「感動」とか「生きる勇気」というのは面白いもんで、それを全面に出すととたんにしらじらしくなってしまうんだな。
リンク先はおそらくジュニアのトークの構成をそのままに書いていると思うけど、ジュニアの人間のダーク面を見据えたスタンスがあるからこそ光る話だろう。