人志松本のすべらない話〜12/29

いわゆる「すべらない話」。
「なんで伊集院光、出ないんだよ!?」って言っていたら、伊集院が出ていたので満足。


もともとこの「すべらない話」は、松本〜キム〜千原ジュニア宮川大輔ケンコバたちのメソッドで成り立っている。
「最後の一言でドカッと笑わせる」って感じじゃないんだよね。最後ももやっとした情景で笑わせたりとか。
今回、チュートリアル徳井のミケの話なんかがその発展系というかね。
松本−キムラインのオチを期待されているのにそこすらもスカシてしまうという。
恐ろしい男ですよ、徳井は。


そういったメソッドがお茶の間に浸透したというのはねえ、やっぱり革命だったんですよ。こういうネタ話がいつ頃確立されたのかは、それこそ漫才の形式が変わってきたのを探るより個人的にはよくわからん話なんですが。


(細かいことを言うとタモリのネタ話も近かったけど、流れ的にはぜんぜん別のものなんだろうと思う。)


今の若い人はきっと、松本−キムラインがフリートークとしては普通の流れになってると思ってるでしょ。ラジオでカリスマ的な人気である伊集院以外は。


だから逆に、水道橋博士、伊集院、またちょっと違うけどさまぁ〜ず大竹やアンタッチャブル山崎といった関東系の人たちが入ってくると、80年代あたりの東京で活躍していた芸人が好きな私にとってはちょっとテンションあがるというかね。


個人的には大竹のセルフサービスの食堂の話、宮川大輔のチーズの話、矢野・兵頭の兵頭大樹の「たっくん」の話などが面白かったです。
兵頭大樹のMVS受賞は、サンドウィッチマンM-1優勝と合わせて、ブサイク芸人に風が吹いている感じがしてすごくいいなあ、と思います。