年末年始テレビ雑感(お笑い中心)

まず、関係ない話。
自分は、すべてのテキストを「ふぬけ共和国blog」に移行させようと思っているんですが、キーワードからたどった方が多くの人に読んでもらえるかと思い、お笑いの感想などはときおりこちらにも書いています。
ところが、「ふぬけ共和国blog」にも「お笑い」の項目があって、現在混乱状態。


いやその前に、ブログのシステムそのもの、過去ログにアクセスしにくいとかにいろいろ思うところもあるんですがね、困ったよねホントに。
自分は、すでに死語かもしれないけどある程度アクセス乞食だし、最近のネットの文章は書く旬をちょっとでもはずすと大幅に読まれなくなるので、
まあやっぱりこっちに書きますよ。


そしてさらにその前に、「正月番組はつまらない、くだらない」というデフォルトな意見について。
その人の「つまらない理由」がわかれば納得しますが、「つまらないこと」前提で話を進めるのはいかがなものかと思っております。
(まあ、その根底には「テレビのお笑いに何の期待もしていない」というサイレントマジョリティの存在を感じるんですけどね。)


・第1部
さて、年末年始のお笑い番組は、これだけ大勢の芸人がいるのに同じ人物・コンビを何度も何度も観るという事態にやっぱりなっちゃってて、これは「数字の取れる人は決まっている」ということなんですかね?


「お笑いダイナマイト」と「ゴールドラッシュ2008」、「爆笑レッドカーペット、ピンクカーペット」などはそれぞれ同じ芸人が何度も出てきてました。
さすがに早送りせざるを得なかった。

見逃した番組としては「ケータイ大喜利」、これは痛かった。それと人づてに、キングコングM-1で優勝できなかったことを題材に自虐的な漫才をやっていたというけど、これは観たかった! そういうことが恒常的にできるようであれば、キングコングのタレントとしての厚みになると思うしね。


・第2部
では関根勤司会のネタ番組をまだ未見ですが、それを除いて自分が観た番組の中から、注目した人たちをあげてみる。


藤崎マーケット
この人たちは、昨年の年末あたりからなぜかガーッと来た印象がある。「ゴールドラッシュ」であえて「ララライ体操」を封印したところや、テレ東の今田・東野司会の深夜番組における「ヤンキーマンガにおける、その町最強の男」のまねが最高だったりと個人的に印象深かった。


エド・はるみ
「ゴールドラッシュ2008」において。
第一印象のわりには汎用性のある人、という印象で、どこで何をやってもある程度のインパクトを残せるのではないかというポテンシャルを感じる。
ただ、私はああいうタイプの「女性がバカなことをやっているときに色気がにじみ出てしまう」状況というのが苦手なので、ファンにはならないかも。
(同じ文脈で、グラビアアイドルが組んだお笑いコンビだとか、クワバタオハラのメガネの方なんかも苦手である。)


柳原可奈子
「ギャルが桃太郎を読む、女子大生が桃太郎を読む」をレッドカーペットかなんかでやっていた。前からやっていたのかもしれないが、年末年始観たM-1以外の番組で唯一新ネタが見れたという印象。


鳥居みゆき
レッドカーペットだったかな。知っている人には今さらでしょうが、年末から急に注目度があがった人なので、年末年始にいろいろ出演したのはよかったんじゃないかと。年明けるまでにたたみかけたいじゃないですか。だから。
ついでに書いておくと、この人は「ショートコントのタイトルをわざといい間違える」とか「五番アイア〜ン、アイア〜ン」とか、外見のわりには理におちたネタが少なくなくて、それが視聴者の安心につながっているところにメジャー性を感じる。


こういう女性ではっちゃけたタイプというのは今後増えるんじゃないかと思うけど、彼女のように瞬時にして「あ、わざとやってるんだ、ホッ」と納得させる人でないと、本当にただ怖い人で終わってしまうから注意せよ。


・チョコレートプラネット
「レッドカーペット」で何回も観た。面白かったです。


・「ふくろとじ」
こういう人たちがあまりテレビに出てこれない時代は、不幸な時代。私は大好き。


・「ムーディ勝山
紅白にも出たし、あとどうするんだという気持ちはありますがこの人は去年上半期に「お笑いと言ったらM-1」とか「しっかりした漫才やコントを」という「面白いとは何か」というイメージをブチ壊した偉大なる人だと思っていますよ。
こういう人やHGや小島よしおが出てこないなら、テレビでお笑いを観る意味は半減しますからね。