ポップジャム オールスターズ

ポップジャム友近波田陽区が歌で出てた。
友近は井上用水作詞作曲の歌かあ。
波田陽区はネタをそのまま歌にしたもの。
この人、一時期完璧に「エンタ」に囲い込まれてて、日本テレビがよく映らない私にとっては噂だけ聞く未知の芸人だった。
「つまらない」、「そうでもない」という論争(?)の盛り上がり方は、一時期の「侍魂」評価の個人差にもつながる。
「侍」だけにー?(自分で書いてて恥ずかしい)


しかし、冗談ではなく、ギター侍というのは侍魂的なユーモアの領域の芸人であることは間違いないだろう。「侍魂的」とか書くとまた説明がむずかしいのだが、「マニアックな部分がまったくなく、食べやすい」と言い換えればいいだろうか。


やっとエンタ以外の番組に出ているところを見ての個人的な感想としては、決めゼリフが長すぎる。いや、あくまで個人的印象で。
「ナントカですからー」、「残念!」、「なんとか斬り!」まででひとつのネタでしょう。
長いね。せっかちな私としては。
でも意外にアドリブ効きそうで、ダンディが出てきたときのあやうさみたいなものはないですね。


オールスターズいいね。
これはズルいというか、ハロプロが好きな人はだれかしら見るべきところがあるわけでね。
「ネプリーグ」で思ったことを繰り返すけど、娘。は「卒業組が組む」、そのありようが絶対重要になってくる。
後浦なつみ」ではまだその辺のことは明解ではなかったけど、石川梨華が完全に卒業したあたりで明瞭になっていくと思う。


あと、私はチェックのスカートが大好きなキチガイなので、あの衣装は反則。中澤ゆうこがきっちり着こなしていたのが素晴らしい。
こういうところも、卒業組のポテンシャルに支えられているといっていいと思う。


歌は「でっかい宇宙」や「愛あらば」系の、なぜか歴史を大切にしようとか日本は川がきれいだとかいった小ナショナリズムなフレーズを挟むいつものやつ。でも世界はひとつ、と。
私は、ご時世としてこの歌はアリだと思いますよ。ここにも歌謡史における重要事がひそんでいると思う。
愛だの恋だのから離れて、メジャー性のある歌を歌ってて、でもコレをナショナリズムだととらえられるかというと、そう簡単には解けない。
つんくは、こういうところでも面白いくらいに秋元康とは違う世の中との関わり方をしてる。


ハロープロジェクトキッズに一人赤ちゃんみたいに小さい子がいたけど、あの子どうなったのかと思ったらきっちり大きくなってた。
当たり前か。
で、センターは石川梨華なのね。