徹子の部屋

とつぜん思い出したんだが、歴史は語り継がれねばなりません。
で、最近の「徹子の部屋」に関する評価って、「徹子はボケてる」、「話題のフリ方が妙」ということだと思うんだけど、私は言いたい。


「昔はもうちょっとしっかりしてたよ!!」


徹子のモノマネをする女性芸人がむかーしいて、その頃って「徹子のマネ」って、「立て板に水、って感じでペラペラしゃべりまくる女性」のイメージだったのよ。
確かに、細かいところで言えばつっこまれキャラではありましたよ。
でもそれは、ところどころに表れてしまうようなもので、今みたいに全身大ボケ人間じゃなかったです。


それと、「徹子の部屋」に関して、あまりにもフォーマットにのっとった番組なので、どこかでミラクルを見たい気持ちはわかるんですよ(最近ではボビー・オロゴンが出た回など)。


でも、たぶん「徹子の部屋」でいちばんヒドかったのって、「マチゲンガ族の研究家」が出た回ですよ。
(「マチゲンガ族」ってググったらちゃんと出てきたから、私の幻覚じゃないですよ。あ、ペルーの部族らしいんだけどね。)


この研究家、名前は忘れちゃったけど異様に話題を広げられない人で、たとえば徹子が、
「マチゲンガ族の人って、虫に刺されても平気なんですって?」
と話題をふると、
「そうです。でも、痛くないんじゃなくてガマンできるんです」
「そうですか」
「そうです」
「……」
「……」


とかになるんですよ。
今思えば最後まで見届ければ良かったけど、本当に見ている方がいたたまれなくなるくらい、意地悪で答えないのかと思うくらいしゃべらないんですよ(単なる研究者気質というか……もともと無口な人だと思うんだけど)。


とにかく、昔ペラペラしゃべってる人が年老いていく姿を見るのは、マジで辛い。
よぼよぼの林家彦六がよくテレビに出ていた頃もそう思ってたけど。


ま、それだけの話です。