リンカーン

ダウンタウン司会で、中堅・若手芸人を配したお笑いバラエティ。昨日から始まって、2時間SPだった。


「あのダウンタウンが新番組で芸人中心のバラエティを!」みたいな感じで、けっこう番宣も流れてたし力が入ってる感があった。それに、ファンの期待(と不安)も高かったと思う。
で、チラッとネットを巡回したけどみんな厳しい感想だねえ。


何となく、若い視聴者ほど感想が厳しいような気もする。


まあ確かに、あまりにノー・コンセプトな印象で、しかも次週はまったく別個のロケもの、という番組全体の手探り感はありますよ。
だけど、逆に今までみんなダウンタウン(とくに松本)を持ち上げすぎてきたような気もするなあ。
それは、松本自身の責任でもあるけど。
すいません、どこに書いてあったか忘れたけど「ダウンタウン松本は自己プロデュースができない」って書いてあったけど、本当に他の芸人に比べてもヘタすぎると思う。
一方で、松本は「お笑いは一般的に低められているけど、実は価値がある」とあちこちで発言しすぎた気もする。


とくに松本フリークなわけでもない私でも、かまえて見ちゃうもん。
あれだね、ダウンタウンは「どうでもいい番組」と「力が入っているっぽい番組」を明確に分けすぎたと思う。
それは「ごっつええ感じ」終了後から、ずっとそう。
何かこう、「ダウンタウン抜きではあり得ないんだけど、でもただ何となく続いているような番組」がここ10年でもう1本くらいあれば、また変わってきたというような気もするけど、
本人たち(と、そのブレーン)がそれをやりたくなかったのなら、それは仕方ない。


今のテレビでの松本は、少年ジャンプで大ヒットとばして次回作で苦しんでるみたいな、そんな印象を受ける。
まあ、天才というか「一時代築いた、メジャーシーンにのぼりつめた天才」ゆえの苦しみと言ってしまえばそれまでだけど……。


あと、これは自分個人の印象だけど、トシをとると「まあいいんじゃないの? いろんな悪条件の中でやってるんだし……」と全方向的に思う。いろんなものにゲタをはかせて見ることが多くなった。


で、この番組に関しても、初回に関しては「まあいいんじゃないの?」と思ったけどなあ。
そんなに簡単にテレビでミラクルは生まれない、と思うんだけど。