マジレンジャー
「デカレンジャー」は、途中まで屈指の名作だと思っていたが見るのが追いつかなくなってしまった。
「マジレンジャー」はあれはあれでいいと思うが、見きれないので録画しっぱなしのエピソードのどれを見てどれを見ないかを判断していきたい。
で、横手美智子。
この人の脚本、私から見るとすごい教条的というか、平たく言うと説教臭い。なんか自分でわかってなくて暴走してたのを、人にさとされて気づくみたいな話が多い気がする。
マジレンでは、ほうかねえさんの「気づき」の話、デカレンでの新兵器登場のための特訓の回も確かこの人。
なんか、そういう時代なのかねえと漠然と思う(この人の脚本の作品をぜんぶ見たわけじゃないから、違う話も書いていると思うけど)。
梶原一騎が好んで書いていたパターンだけど、梶原の場合はもともとほっとくとどうなるかわからない粗暴な人間がいて、そいつに社会のルールを教えるみたいな感じなんだが、横手美智子の場合もっと社会が整備されてる中で自分がどう動くかみたいな印象で。
変にリアルで、時代を感じる。
今、録画したものを脚本家だけチェックしてるんだけど、なぜか夏頃からメインライターの前川淳があまり書かなくなって、荒川稔久と横手美智子がよく書いてる印象。
前川淳はよくも悪くもスタンダードな印象なので、荒川稔久がまたおバカな話を書いてくれねえかなあと思うだけかな。