むやみに丁寧な言葉問題

ここで伊集院のポッドキャスティングに対する本気度というか、ほとんど過剰サービスに近い姿勢について絶賛しておいてアレだが、
今週の話題は「う〜む」と思いました。
(私が基本的に伊集院ってスゴイやつだ、と思っていることを前提に読んでください。)


「すぐにキレてもいい国があったら何にキレるか」という話題で、
若手の人が「コンビニでトイレを借りたら、そのトイレに『いつもきれいにご利用いただきありがとうございます』って書いてあると、『おれがキレイに使ってないってことかよ』と思う」と言いまして、
それに伊集院がのっかって、
「ファミレスで『タバコを遠慮いただいてありがとうございます』と書いてあると「それは店側の都合で、自分がモラルに従って吸わないわけじゃない」
「コンビニで『お箸はいくつご利用ですか?』と言われて、『100膳』って言ってみたい」
とかいろいろ言ってましたが、


なんか納得いかないことばかりでした(笑)。


もともと、最近店などでよく目にするようになったこういう婉曲な言い回しは、何に言いがかりを付けてくるかわからない、不特定多数の客に対する対抗策としてたぶん出てきたものでしょう。
それに対してさらにいいがかりをおっかぶせるというのは、こういうフリートークによくある「違った視点」、「聞いている人が思いもよらなかった視点」になってないと思うんですよね。


まあコンビニやファミレスで働いたことないんでわからないけど、考察の余地があるとすれば店側が「過剰防衛」であるという点で、
それに実際おっかぶさったら、それは1たす1は2ということだから。


揚げ足とりになっちゃうけど、コンビニで「お箸は何膳必要ですか」っていうのは、
最近ホカ弁屋とか行かないけど、単品の弁当だけ売っている店はそこまで聞かないと思います。
コンビニってお総菜が何種類もあるから、
たとえば弁当ひとつにサラダひとつ、という買い物に箸を二膳入れるのは非常にもったいないわけでしょ。


ポッドキャスティングの中では「箸も弁当の値段に含まれてるだろ」的なことを言っていたけど、
実際は含まれてないでしょたぶん。店単位では。
そりゃ「コンビニ」という企業全体では含まれている可能性もあるけど。
コンビニによって違うだろうけど、割り箸は店側の買い取りのところもあるらしいし。


えーと話を戻すと、
地域性が崩壊しちゃってるので、「店」って20年くらい前と違って思いがけない客が来るようになったと思うんですよ。
で、ファミレスとかだと店員側も激しく入れ替わるだろうから、そういう不確定要素にいちいち対処してらんないっていうのがあると思う。
だからこそ過剰防衛になる。
要するに、客も店員も激しく入れ替わるという状況があると思います。


まあだいたい、自分も反省しなきゃいけないけどみんなコンビニで切れすぎだよね。