土田晃之はおもしろい

YouTube - 土田晃之、オーストラリア戦を語る(1)

YouTube - 土田晃之、オーストラリア戦を語る(2)

YouTube - 土田晃之、オーストラリア戦を語る(3)


いやネットを巡回していて、ワールドカップ番組における「土田発言」なるものが話題になっていたのを知り、検索してみたのだが。
要するに、オーストラリア戦についてボロカスに言っているということです。


私はサッカーについてはまったく知らないんだけど、タレントとしてのこの土田のスタンスは、面白い。
ネットを見ると、サッカーファンの中には、土田のふだん言っていることは受け売りだとか、論理性がないという批判がある。
繰り返すがサッカーファンでない私の予想としては、それはたぶん妥当な批判なのだろうと思う。


テレビでの解説というのは、「薄いことを言う人」というのが役割的にどうしても必要な部分がある。
格闘技番組SRSや格闘技における長谷川京子小池栄子も、「マニアックにならず、かといって薄すぎず」という自分たちのスタンスを自覚しているインタビューを読んだことがある。


やはりタレントは「華」であって、ガチでマニアかどうかよりも、どう「華」たりうるかが問題なのである。
(ちなみに、私個人は政治・経済などの解説についてはこういう役割の人はいらないと思っている。
たとえそれがテレビ的に必要だとしても、いらないと思っている。大学院まで出て、留学までしているような人物にそんな役割はいらない。このご時世、そんなチャンカチャンカしている場合か。)


さて、肝心の土田だが、ふだん「いかに穏便に生きるか」ということばかり言っている彼のこの発言。
私には妥当性はわからないが、彼の真意について思いをはせる。


「4年に1度の仕事だから無くなってもかまわない」という投げっぱなしなのか。
それとも、「この程度ならギリギリ大丈夫だろう」という現場での情勢判断であったのか。
はたまた、何か逆の利益(「よく言った!」的な評価など)を得るための計算だったのか。


興味は尽きない。