どっちが茶番か

欽ちゃん、再出発誓う


欽ちゃん「オレやるぞ」涙の存続表明


欽ちゃんがわずか数日で、球団解散をひるがえした件について「自分勝手」、「ワンマン」、「感動を自作自演している」、「茶番」などの意見が意外に多いので驚いたのであった。
私も欽ちゃんフリークというわけではないが、もともとタチの悪いいたずらをする人だということは知っていたし、
また自分がメインのバラエティ番組も、クォリティを落とさないために定期的に休む、ということをやっていた人だ。
視聴率30パーセント近い人気バラエティ番組を定期的に休むなんて、ワンマンでなければできない行為だろう。


また「感動を演出している」という意見に関しては、これは私のひいき目だが、「みんなをだましてやろう」という気は欽ちゃんにはないのではないかと思う。むしろ長い芸歴を経て、耳目を集める本能のようなものがあるのではないか。


なお、私が「欽ちゃんが今後極楽山本の面倒を見るかどうか」に注目しているのは、今回のゴールデンゴールズの件はあきらかに山本を「ダシ」にしているとも言えるからだ。山本が出演しているドラマ「東京タワー」が放映中止になるという噂もあったが、とにかく、今後、山本と関わった人々の対処がそのまま山本の所業を断罪することになる。
それを欽ちゃんが自覚しているか、あるいは仁義みたいなものがあるのか、ということが気になったのだ。


それに関しては、しつこいようだが過去に欽ちゃんが高部知子をバッサリ切り捨てたことが、私のトラウマになっているからでもある。
(まあ、欽ちゃんは何も考えてない可能性がいちばん高いと思うが。)


欽ちゃんのやっていることは、ふだんから一種プロレス的なところがあるので、私は現状では「アリ」だと思っている。
しかし、以下の「ゲド戦記」の件はどうだ。


ジブリ最新作で宮崎駿と息子・宮崎吾朗、親子断絶の大ゲンカ!?


「ゲド戦記」宮崎監督に認められた


これを茶番と言わずして何とする。まさにアメプロ的演出ではないか。宮崎監督に認められたからどうだというのだ。
いやそれ以前に、アニメの仕事をしてこなかった息子を監督に就任させ、注目を集め、もちろん同時に非難も浴び、その非難を少しでも回収するために親子の問題にすり替えるなど、言語道断。


宮崎監督に認められたからどうだってんだい。じゃあ宮崎監督が認めたアニメは万人にも面白いのか?
いやそもそも、観客をなめているとしか思えん。
あ、まあいいや、こんな小細工、「ゲド戦記」を見に行く親子連れは知らないだろうからね。


私も前売り買ったから、観てみて作品本位で評価します。