空気読め問題

http://d.hatena.ne.jp/toronei/20060817/A


未読で情けないですが、山本七平「空気の研究」という著作があるくらいで、日本人はもともと「空気」に左右されやすいんですね。
というか、「空気」と関係ないところで物事を進める、という考え方自体が西洋から入ってきたのではないかとすら思える。


で、私はこと「バラエティ番組」ということに関して言えば、「空気」というのは存在すると思ってます。
ただし、それを学校や職場で援用していいわけではない、という当たり前のことが、まあ、わかんない人が多いんですよ。
バラエティと学校や職場は地続きではない。
そういう簡単なことを……まあ学校でも教えてくれませんからね。


逆に言えば、最近のバラエティ番組というのは学校や職場でワイワイやっている状態を、いかにそのまま引き写すかということに血道をあげているように思います。
相互補完になっちゃってるんですね。


その場の「流れ」とか「あうんの呼吸」というものと、「雰囲気」とか「ノリ」みたいなものを区別していかにコトを進めていくかというのは、
私個人は、何とかなるまであと10年はかかるのではないかと根拠もなしに思っています。


私が一時期の「Goro's Bar」の評価がすごく高かったのは、いわゆるひな壇並べてバランスよくタレントを配置して……というのとは違った、いちおう「ショー」の体裁を取っていたところにあるんですが、そのGoro's Barもゲスト二人体制になってからとたんに面白くなくなりましたなぁ。