目指しているのではなく、結果論なのかな吉本

ここの続き。


コメント欄にコメントいただきまして、
吉本興業は、何かを目指しているのではなく、現状は『結果』なのかな?」
と思うようになりました。
わずか数時間で(この辺、探りながら書いているので申し訳ないです)。


だから、たとえば「ウルトラマン」について考察するときに、円谷さん以外にも、脚本家、怪獣デザインをした人、「怪獣図鑑」をつくった人、怪獣イラストを書いている人、といったように実に多用な才能が「ウルトラマン」に結実しているように、
吉本だけに限っても、さまざまな人材の調査とか評価が必要なんでしょうねえ。


またしてもシロウト的に考えるに、劇場を持っている吉本は、劇場とテレビと、両方対応できる芸人を大量に育成しながら、
でも実際にはある程度知名度はあっても普通のサラリーマン以下の収入しかないような人たちを、もしかして大量に抱えているというジレンマがあるかもしれない、とは思いました。


で、そういう問題点を抱えつつなお、
結果的にではあれ、テレビ/テレビ以外という境界を越境できるような人々を育てているのではないか、とは思います。


何が言いたいかというと、
もちろんコアなお笑いファンはライブとかにも足を運ぶでしょうが、
ボキャブラくらいまで、テレビで売れる芸人って、視聴者にとってはほぼ完全に「テレビの中の人」でしかなかったです。
その人が、たとえばキャパ200人くらいのところですごく面白い一人芝居をやったりとか、
とある劇団の芝居に出演していい演技を見せるとか、
そういうのってぜんぶ「ふ〜ん」っていうことでしかなかった。


でも、もしかしたらテレビとライブが、もう少し垣根が取れるかもしれない、というふうに感じるんですよ。