ホームページの「リンク集」という存在

これの続きのようなそうでないような。


別ンところでやっているHPのリンクページをかなり整理しました。
リンク切れは削除して、ブログに移行したところはそれを入れてみたりとかしたんだけど、
まあ中途半端に終わりましたがね。


そもそも個人サイトのリンク集とは何なのか(事件の「まとめサイト」とかではなしにね)。
いや、そもそも広義のサブ・カルチャーにおけるホームページって何だったのか、ということになると、
私の考えではそれは、その人のコミュニティ、あるいはその人の憧れているコミュニティが見えてしまうメディアだったんですね。


いやもちろん、趣味でやるぶんには同人誌でもバンドでも、そういうものって見えてきてしまうものなんだけど、
ホームページって基本的に、よっぽどの才能が無いと見てもらえない、アクセス数が増えない、っていう印象があって。
かつての燃えプロゲッターズくらいのすごさがあれば別だけどね。


だからホームページ開設当初はずいぶん悩んだ。だからこそ、5年くらい前はYahooに登録されるとなんか名誉だったりしたし、
「とにかく大手に取り上げられなきゃ!」という焦りがあったことは正直に告白しておく。


そんな、ちょいがっつきな私だったから、勇気を出して相互リンクを申し込んでみたり、「リンク集」にはあこがれのサイトを入れたりしていた。
まあ、あれから5、6年。ヘタするともっと経っているんで、一面識もない人のあこがれサイトはすべて削除しましたよ。
(まあ、そっちにははてなアンテナに入れてあるんだけど。)


たまに、バンドのマンガなんかで「バカテクなんだけど性格が悪くて、孤独なギタリスト」とかが出てきて、いろんなバンドからオファーがあるんだけど本当の音楽を探し求めていて……なんてキャラが出てくる。結論から言うと、本当にそういう人はいます。才能があって、それゆえにわがままに振る舞って、という。
しかし、その人間の才能に依存する「立場」というのはどんなに望んでも得られない。
そうなると、インターネットに限ってもコミュニティに頼らざるを得ない部分が出てきはしないか。


もちろん、それほど才能が無くても孤高にやってる人はいたけど、
私はそれがすごくイヤだったんだよな。
「才能が無くて孤独にやってる人」って、それ単なる寂しい人じゃん。
それがいやだった。
だから、いろんなコミュニティに関してはずいぶん神経質になってたよね。


今、ゼロからブログやり始める人とかはどうやってアクセス数を増やそうとしているんだろう?
文中リンクされることとかなのかな?
少なくとも、「ブログ」における「リンク集」というのはもうほとんど、その役目は終えている。
後は「アンテナ」がそれを肩代わりしているんだろうけどね。


ひさしぶりに自分のリンク集を見返して、なんだかいろんなものに媚びていた自分の存在とその自意識と、さらにそうせざるを得なかった自分の才能の無さについて考えるとブルーになってきてしまった。


これからも似たようなことをしていくと思いますけどね。