2006年の映画をふりかえる

2006年の映画をふりかえる空中キャンプ

いつも楽しく読ませてもらっているブログで「今年のベスト3」みたいな企画があったので投票してみたいと思います。


>>集計に協力してくださる方のセンスがびしっととがっていることを意味する


この一文に軽くビビったり、あとさすがにこのブログを書いている人、読んでいる人の趣味もある程度わかる気もするんですが(要するに私の趣味が受け入れられないかも……ということ)、
好きなことは好きと、言える気持ち、抱きしめてたい私としては当たって砕けろで投票したいと思います。


1. 名前:nittagoro/性別:男


2. 2006年に劇場公開された映画でよかったものを3つ教えてください
・「レディ・イン・ザ・ウォーター
・「ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT」
・「スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ


3. 2で選んだ映画の中で、印象に残っている場面をひとつ教えてください
レディ・イン・ザ・ウォーター」で、黒人の男の子がお菓子の箱の絵を「読みとっている」シーン。


4. 今年いちばんよかったなと思う役者さんは誰ですか
スケバン刑事」の石川梨華。ただし、多少なりとも石川梨華に関して予備知識のない人にとっては、彼女のすごさは伝わらないだろう。
それはまだ「PRIDE」が旗揚げする前の総合格闘家や、いぶし銀のような技を披露する老練なプロレスラーが世間に理解されにくいことと同じである。
ごく簡単に説明すれば、彼女は「アイドル以上の仕事」をやって、しかもそれが汚れ役でも何でもない「石川梨華そのもの」であったということだ。
お姫様みたいな役柄をこなすアイドルはいた。あるいは「下妻物語」の深田恭子のように、「脱アイドル」的な意味あいを込めた演技をする者もいた。しかし、現役アイドルで、別にやらなくてもいい「警察を裏切ったボンデージの元スケバン刑事」という役をやり、なおかつアイドルでい続けている存在はいまだかつて存在したことがない。石川梨華の資質もあるが、「挑戦」とか「体当たり」などという言葉とは違う次元で彼女をキャスティングしたブレーンもすごいんだろうな、きっと。
あ、ちなみに主役のスケバン刑事松浦亜弥ね。


5. ひとことコメント
自分は映画には「希望」しか観ない。「希望」の描かれていない映画はイヤだ。辛いこと、苦しいことは観たくない。だから偏った見方だと思う。そんなわがままな自分にギリギリまで接近してくれたのが「レディ・イン・ザ・ウォーター」だった。確かにこれは変な映画である。
しかし、この映画の言いたいことは「自分を幸福に出来るのは自分の気持ちだけ」ということだろう、簡単に言えば。そして、それは現代社会ではなかなかむずかしい気持ちのあり方だと思う。それを「もしかしてできるかも?」と、映画館を出て数分間でも感じさせてくれた映画だった。
また、最後の最後に出てきたサルの怪物。あそこまでやっちゃうところがシャマランだなあ、と。なんだかニヤリとした。