テクノとアニメ

http://kamatatokyo.com/hoge/hns-lite/#200701060


う〜ん、どうなんでしょうねえ。
リンク先のリンク先では、ものすごく大ざっぱに言って「今さら」という意見と「まだ融合してない」という意見が整理されずに投げ出されている印象があるんですけれども。


個人的には気になる人は気にせずやっちゃえば? と思うし、気にならない人はそれはそれでいいし、と思います。
私は佐藤大が「エウレカセブン」に関わった段階で、そういう論争みたいのは終わると思い込んでいましたけど。


95年時点のことを言えば、まだまだいわゆる「サブカル」の力が強かったんですよね。
誤解をおそれずに書くなら、95年時点の「言説としてのオタク」は「対サブカル用言説」という意味あいが強かったことは確かですね。
「オタク」そのものは、別にサブカルに対抗して生まれたわけじゃないんですが、95年頃の雰囲気で言うと理論武装的にはサブカルを踏み台にしたという印象がある。
今の若いオタクのサブカルへの嫌悪感のあからさまな表明というのは、この頃からできあがってるんじゃないでしょうか。


でも、95年以前のオタクVSサブカルの変遷というのはなかなかめんどうでややこしいです。
まあメンドクサイんで書きませんけど。


「ゲームとの融合」で言うと、90年代はそれこそ佐藤大とかがクラブイベントやってませんでしたっけ。
アニメでも、どっかのコメント欄に書いてあったけどケン・イシイのPVをアニメでつくったりしてて、
まあそりゃ新興ジャンルが出てくればだれもが次に考えるのは何かと融合させることで。
で、「アキバ方面には支持されてなかった」とか言われちゃうと、
もう「これはアキバ方面には支持されねぇな」っていうアニメとかゲームって予想付くじゃないですか。
乱暴な言い方をすれば「カウボーイビバップ」とか(いやアキバ系の人も観てると思うけどね、あくまで予想として)、
うーん、今の十代、二十代の子はわかんないけど「こじゃれてるってだけで異様に嫌う」とか「いわゆるオタク文脈とは関係ない引用が入っていると異様に嫌う」とかが、一部の風潮としてあるからなあ。あくまで一部ですけど。


たとえば「魔法陣グルグル」が、ゲーム的なものの引用の集積だ、というのはオタク視点的によく言われるけど、
あれってあきらかにテクノとかDJ文化が入ってるでしょ。その辺にはいっさい触れられなかったりすることも、ある。


それにしても、最近「サブカル」の力が弱すぎる!! しかし「サブカル」の力を取り戻すにはどうすればいいのだろうか。


まず「おしゃれ」っていうのが、絶対的なものでなくなってる気がする。まずはそっからいかないとなあ。おしゃれじゃない私が言うのもなんですが。
なんでエビちゃんってドラマ「只野仁」に出てるの? とか。