アニメ「らき☆すた」

・らっきーちゃんねる
アニメ「らき☆すた」、「面白い」、「面白くない」と意見が分かれてますが、
とにかく「らっきーちゃんねる」だけは面白いと思えない、ということはここで表明しておきたい。
「美少女が豹変して毒舌キャラになる」っていうことが、若い世代にはよっぽど面白いのかな? 同じ文脈でハルヒ人気とか、「瀬戸の花嫁」に出てくる貝の妖精みたいなやつにも同じことが言えるんだが。


あ、あと「ココリコミラクルタイプ」。これはちょっと違うか。


・出た!! ちゃっかりギャグ
「実はちゃっかりしてました」というオチを、自分は最悪につまらないオチとして「ちゃっかりギャグ」と名付けている。
なぜなら人間、がめついのが当然だからである。ちゃっかりしているものをちゃっかりしてました、と書くのは「雨が降ったら天気が悪い」と言っているのと同じなのだ。


で、この間見た「らき☆すた」でも出た! ちゃっかりギャグ。
学食で並んでいて、背のちっちゃいオタクな女の子がカレーライスを頼んで、学食のおばちゃんに、
「ルー多めにね」
と言うと、隣にいたツインテールの女の子が、
「ちゃっかりしてるわね」


こんなにストレートなちゃっかりギャグはひさしぶりだぜ!!


それに対する女の子の返しが、
「もらえるものはもらっとかないとね」
とか何とか。
しかし「らき☆すた」のギャグ沸点の低さはすごい(必ずしも褒めているのではない)。本当に中学生の会話みたい。
「カレーのルー多めにね」って頼むのが「ちゃっかりしてる」なら、
牛丼屋で「つゆだくで」って言うやつらは全員ちゃっかりしているのかオイ!?


エンディングの「モンキーマジック」にはちょっと笑ったけど。
やっぱり「らき☆すた」って、沸点の低い原作をアニメがどう料理しているのかを見るアニメなんだろうな、と思った。


で、「沸点の低い作品」を私がどうとらえているかというと、
この件に関してなんか書くとぜったい「面白い/面白くない」っていう不毛なやりとりになるのでやめます。
面白く感じる人はそれでいいし、そうでない人も自由、ってコトで。